Microsoft、折りたたみスマホでスマホ市場に再参入

Microsoftは現地時間10月2日、折りたたみ可能なスマートフォン「Surface Duo」を発表、2020年の年末商戦に合わせて発売する計画を明らかにしました。
ただしSamsungのGalaxy FoldやHuaweiのMate Xとは違い、折りたたみといってもディスプレイ本体を折り曲げる形式ではありません。
5.6インチ画面を2面搭載
Microsoftが発表した「Surface Duo」は、5.6インチの2つの画面を搭載し、AndroidをOSとするスマートフォンです。広げた状態では8.3インチのタブレットとして機能します。
それぞれのディスプレイ上で異なるアプリを同時に動作でき、またランドスケープモードにすれば、一方のディスプレイをキーボードやゲームコントローラーとして使うことも可能です。
「Surface Duo」は発売が来年末ということもあり、詳細な仕様は明らかになっていません。Wiredによると、背面にはカメラを搭載し、Snapdragon 855プロセッサを採用する模様です。
Meet the new Surface Duo. Coming Holiday 2020. #MicrosoftEvent pic.twitter.com/75uoCMwm0L
— Microsoft Surface (@surface) October 2, 2019
2017年にスマホ市場から撤退
Microsoftには、スマホ市場で失敗した過去があります。同社は2000年にWindows Mobileをリリースするなど、比較的早くモバイル市場に参入したものの、スマートフォン市場ではGoogleのAndroidとAppleのiOSに完敗。2017年10月に、Windows Phoneの開発終了を発表、スマホ市場から撤退しました。
Microsoft自身は「Surface Duo」をスマートフォンと呼ぶことに抵抗があるようですが、機能的には間違いなくスマホです。同社のスマホ市場への再参入に(しかもAndroid OS搭載機での)、注目が集まっています。