PayPay、現金への払い出し可能な「PayPayマネー」の提供開始

スマートフォン決済サービスのPayPayは10月1日、資金移動業登録が完了し、現金への払い出しが可能な「PayPayマネー」が9月30日から利用可能になっています。利用に必要な本人確認は、銀行口座登録、またはスマホでの本人確認書類と顔の撮影でも可能です。
「PayPayマネー」で現金への払い出しが可能
PayPayは、資金決済に関する法律に定める資金移動業として登録が完了したことで、ユーザーの保有するPayPay残高を銀行口座への振り込んでの払い出しが可能となりました。
同時に、本人確認手続きを完了したユーザーが、銀行口座などからチャージしたPayPay残高の名称は「PayPayマネー」となり、本人確認を終えたユーザーどうしで「PayPayマネー」を送金または受け取りができるようになります。
「PayPayマネー」の利用に必要な本人確認手続きは、銀行口座登録による間接的な本人確認に加えて、ポラリファイが提供する「Polarify e-KYC」も利用でき、スマートフォンのカメラで本人確認書類と顔を撮影するだけで本人確認が可能です。
「Yahoo!マネー」を統合、公共料金支払いも簡単に
これまでヤフーが提供してきた「Yahoo!マネー」は、9月30日付けでPayPayに統合されます。
今後、「Yahoo!マネー」の残高」は、「PayPay残高」へと移行することとなります。なお、移行後のPayPay残高の種類は、「Yahoo!マネー」での本人確認状況により異なります。
PayPayで公共料金などを支払うことができる「PayPay請求書払い」に、「Yahoo!マネー」に対応していた地方公共団体や事業者が加わることで、PayPayを使って、いつでも簡単に支払うことができるようになります。
銀行口座登録が簡単に
「Yahoo!マネー」がPayPayに統合されたことで、PayPayでの銀行口座登録手続きが簡単になります。
PayPayへの銀行口座登録は、アプリの「銀行口座登録」からチャージ用口座を選択、支店名、口座番号、口座名義などを入力し、各金融機関のWebサイトで登録手続きをすれば完了します。
スマホで本人確認、約5分で完了
スマートフォンで本人確認が完結する「Polarify e-KYC」を試してみました。
「スマートフォンを垂直にして撮影」がうまくいかず、壁にiPhoneを当てて撮れば良いことに気づくまでやや手間取ったものの、顔写真の撮影、本人確認書類の撮影、住所など個人情報の入力といった一連の作業が5分ほどで完結しました。
本人確認は約5日間で完了し、完了するとアプリ内で通知が来るとのことです。
Source:PayPay
(hato)