auの最大半額プラン、改善指摘受けて11月にも大幅見直しへ

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KDDI(以下au)は、総務省の有識者会議で問題視されたプラン「アップグレードプログラムDX」を大幅に見直す方針を固めました。

他キャリアユーザーは100日間端末を利用できず

auの「アップグレードプログラムDX」は、端末代金を4年間の分割払いにすると、2年目で機種変更することによって、残り2年分の支払いが免除されるプランです。似たプランに「アップグレードプログラムEX」がありますが、EXはauユーザーが対象であるのに対し、DXは他キャリアのユーザーでも利用できます。
 
au アップグレードプログラムEX
 
ところが分割払いを選ぶと、100日間はSIMロックを解除できない規定になっているため、アップグレードプログラムDXを適用した他キャリアのユーザーは、数カ月の間端末が使えません。つまり、最大半額で端末を手にするためには、実質的にauユーザーとしてアップグレードプログラムEXを選択するほかないのです。
 
ソフトバンクの「半額サポート+」も同様のカラクリを採用していたため、両社は総務省消費者庁から「囲い込みを抑制する改正法の趣旨に反する」「誤認を与えるおそれがある」「端末代金とは別にプラン利用料がかかる(25カ月目以降の機種変更なら1~24カ月目までの利用料を還元)」などと問題視されていました。

11月にも新プランへ切り替え

こうした指摘を受け、auは11月にも見直した新プランに切り替える予定です。
 
朝日新聞によると、「自社回線の利用者のみに販売する」とのことなので、アップグレードプログラムDXは廃止されると見て良いでしょう。また、新プランでは利用料がかからないようになるほか、25カ月目以降に指定端末へ買い替える条件も廃止、端末の割引幅は「最大半額」よりも小さくなるそうです。
 
なお、ソフトバンクも半額サポート+について、何らかの対応策を近い内に発表する可能性が高いと考えられます。
 
 
Source:朝日新聞,KDDI
(kihachi)

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丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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