Apple、新たに製薬会社の元幹部を副社長に迎える

david smoley デヴィッド・スモーリー

david smoley デヴィッド・スモーリー
 
6年に渡って製薬企業AstraZenecaで最高情報責任者(CIO)を務めたデヴィッド・スモーリー氏を、Appleが新たに副社長として迎えたことが分かりました。

最高情報責任者とは?

デヴィッド・スモーリー氏はAppleに9月から所属しており、同社でCIOを務めるマリー・デンビー氏のもとで働くと考えられています。CIO(Chief Information Officer)とは、文字通り情報を統括して戦略を立てる役職です。人によっては聞き慣れない役職名ですが、クラウドビジネスの隆盛とともに情報管理の重要性が指摘されるにつれ、大手企業を中心に設けられるようになりました。
 
スモーリー氏は、2013年までCIOを務めていたFlextronics(現Flex)時代、クラウド型ERP(経営に必要な情報の一元管理)を導入したことで大きな成果を上げた人物として知られています。CIOとしての評価は業界でも折り紙付きで、2013年には専門誌で“CIO殿堂入り”を果たしています。
 
下記の動画は、経営の効率化を行うために従業員の一元管理がいかに重要かを説いている、Flextronincs時代のスモーリー氏です。
 

医療・ヘルスケア分野には直接関わらず

AstraZenecaは製薬企業ですが、Appleが近年強い関心を寄せている医療・ヘルスケア分野に、デヴィッド・スモーリー氏は直接携わらないようです。
 
ティム・クック最高経営責任者(CEO)が「Appleが人類にとってどのような役割を果たしたかを遠い未来から見たとき、ヘルスケアこそがその答えになる」と語ったように、医療・ヘルスケア分野は同社の将来にとって要(かなめ)でもあります。
 
 
Source:Bloomberg,WSJ,CIO
Photo:YouTube-AstrazenecaCareers careers
(kihachi)

この記事がお役に立ったらシェアお願いします

この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

特集

目次