Apple Watch Series 5、40mmモデルのバッテリーに大きな変化が確認


     
    先日、デバイスの分解で知られるiFixitが、Apple Watch Series 5(44mmモデル)の分解を試みましたが、内部構造はSeries 4とほとんど変わらないことが明らかになりました。しかし今回、iFixitがSeries 5の40mmモデルの中身を調べてみたところ、バッテリーが大きく変わっていることがわかりました。

    アルミ製ケーシングでバッテリー容量が10%増

    Apple Watch Series 5の44mmモデルは、コンパスなどの新しい部品が加えられた点を除いて中身がSeries 4とほぼ変わらないことが判明したばかりですが、Series 5の40mmモデルのバッテリー構造は大きく変化していることが明らかになりました。
     
    通常、バッテリーは黒い箔(はく)に覆われているものですが、Apple Watch Series 5(40mmモデル)のバッテリーはアルミ製とみられるケーシングに入っています。iFixitによれば、このようなケーシングがApple製品のバッテリーに使用された前例はなく、今後バッテリー交換の仕方が変わっていく可能性が指摘されています。
     

     

     
    この新しいバッテリーケーシングにより、同じスペースにこれまでよりも大きなバッテリーを積むことが可能になりました。結果として、Series 5のバッテリー容量は10%増加しています。
     

    2015年に申請された特許技術か

    Series 5(40mmモデル)のバッテリーケーシングには、2015年にAppleが申請した特許技術「効率的なバッテリーケース(Efficient Battery Pouch)」が使用されているかもしれない、とiFixitは推測しています。
     

     
    iFixitがAppleのバッテリーケーシングの特許技術に関して最も興味を持ったのは、接着剤を使用せずにネジ止めできる点です。これが現実のものとなれば、バッテリー交換が行いやすくなります。なお、残念ながらSeries 5のバッテリーは接着剤で固定されています。
     
     
    Source:iFixit via 9to5Mac
    Photo:Apple/Google Patents
    (lexi)

    この記事がお役に立ったらシェアお願いします

    この記事を書いた人

    ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

    特集

    [PR]オフィシャルサイト

    目次