iOS13の「探す」アプリの「アイテム」タブのスクリーンショットが公開〜機能は未実装
iOS13では、「iPhoneを探す」アプリと「友達を探す」アプリが一つになり、「探す」アプリとして生まれ変わりました。この新しい「探す」アプリに、人やデバイスだけでなくモノを探すことができる「アイテム」タブが近々追加されるかもしれません。
紛失防止タグと同期する新機能?
米メディアMacRumorsが、「探す」アプリの「アイテム(Items)」タブのスクリーンショットを公開しています。機能はまだ実装されていませんが、近い将来iOS13に加えられる可能性があります。
この「アイテム」タブは、Appleが開発を噂されている紛失防止タグ「Apple Tags」と同期する見通しです。Apple Tagsは、コードネーム”B389”として開発が進められており、スマートトラッカーTileと競合する製品になる見込みです。
MacRumorsは先月、iOS13の内部ビルド内に発見されたというApple Tagsの画像を公開しています。
「紛失」と「安全」モード
iOS13の「探す」アプリの「アイテム」タブには、大きく分けて「紛失」モードと「安全」モードの2つがあるようです。
アイテムを探すことができないとき、取り付けた紛失防止タグを「紛失」モードに指定します。すると、他のiPhoneユーザーが紛失したアイテムの近くを通りかかったとき、アイテムの所有者を確認して、連絡することができるようになります。なお、アイテムの所有者にはすぐさま通知が届くようになっています。
紛失防止タグを取り付けたアイテムを「安全」モードに指定すると、一定の場所にアイテムを設置して、その位置情報を家族や友人と共有することが可能となります。この場合、ユーザーが近くを通りかかっても通知は送られません。
拡張現実を使ったナビゲーションも可能か
iOS13の「探す」アプリでアイテムを探す際、ARKitを用いた拡張現実ナビゲーションが利用可能になるとの情報もあります。
iOS13の内部ビルドの中に3Dの赤い風船が見つかっていることから、紛失防止タグの位置を風船で指し示すのはないかとみられています。また、2Dのオレンジの風船の画像も同時に発見されています。
Appleの紛失防止タグは9月のスペシャルイベントでは発表されませんでしたが、10月の新製品発表イベントで披露される可能性がある、とMacRumorsは推測しています。
Source:MacRumors
Photo:Apple
(lexi)