Apple、iPhoneの精密ガラスを生産する米企業Corningに追加投資


 
Appleは、2017年5月に米国内の製造企業支援のために設立した基金「Advanced Manufacturing Fund」から、iPhoneの精密ガラスを生産するCorning2億5,000万ドル(約270億5,000万円)の追加投資を行うことを明らかにしました。

Appleとともにガラスに革命を起こしたCorning

Corningは、iPhone、Apple Watch、iPadなどのApple製品の精密ガラスを供給していることで知られています。Advanced Manufacturing Fundの発足とほぼ同時に2億ドルの投資を受けたCorningですが、今回同基金から2億5,000万ドルの追加投資を受けることがわかりました。
 
「AppleとCorningは10年以上にわたって豊かな関係性を築いてきた。我々のパートナーシップは、初代iPhoneでガラスに革命を起こし、テクノロジー産業を大きく変えた」と、AppleでCOO(最高執行責任者)を務めるジェフ・ウィリアムズ氏はコメントしています。
 

 
Corningのガラスは、これまでのすべての世代のiPhoneに採用されてきており、最新のiPhone11iPhone11 Proにも用いられています。
 

 
最新iPhoneモデルには、これまでのスマホの中で最も耐性の高いガラスが使用されており、カメラ部分を含めて背面は1枚のガラスで構成されています。
 
Appleの2017年の2億ドルのCorningへの投資は、iPhone11シリーズに使用されているガラスの開発に役立てられたといわれています。

Appleは米国内の雇用創出に貢献

Appleは米国内において2018年時点で約9,000社のサプライヤーと提携し、これらサプライヤーを通じて45万人の雇用を支援しています。
 
Corningは1,000人の従業員を雇用しており、平均経験数14年の熟練労働者を400人抱えているとされています。Corningは米ケンタッキー州の中でも最も評価の高い職場のひとつとして選ばれています。
 

 
 
Source:Apple
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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