月額600円のApple TV+、インドでは約150円でサービス提供へ

apple tv+

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9月10日(現地時間)のスペシャルイベントで、動画ストリーミングサービス「Apple TV+」の月額料金が4.99ドル(日本では600円)と発表されました。しかしインドでは、99ルピー(約150円)でサービスが提供されるようです。

4.99ドルでも十分安いが

Bloombergを筆頭に多くのメディアやアナリストたちが、Apple TV+の月額料金は9.99ドル(約1,070円)になるだろう、と予測していました。ところが蓋を開けてみると、月額料金は予測の半額に相当する4.99ドル(約540円)でした。
 
ライバル企業のNetflixが月額12.99ドル(約1,390円)、Huluの広告付き最安プランでも月額5.99ドル(約640円)であることを思うと、いかにApple TV+の料金が破格かが分かるというものです。
 
ところがBloombergによると、AppleはインドでApple TV+を99ルピー(約150円)で提供するそうです。

強力なライバル企業たち

インドでAppleが月額料金をここまで安く設定した理由は、ライバル企業に対抗するためだと考えられています。
 
例えば、Netflixは199ルピー(約300円)、Amazon Prime Videoは129ルピー(約195円)です。Bloombergによると、月額40セント(約40円)ほどでサービスを手掛ける地元企業もいるのだとか。
 
hotstar インド
 
中でも現地で最大のシェアを持つHotstarは、年間999ルピー(約1,510円:月額換算で125円ほど)と料金も破格なだけでなく、Disneyの子会社Star Indiaが運営しているためにDisney+との連係も噂されるなど、価格・サービスともに申し分ありません。

母数が桁違いのインド

しかし、1人あたりから得られる料金は安くとも、インドの人口は約13億5,000万人います。潜在的なユーザー数は他国とは比べ物になりません。Netflixもインドで1億人のユーザーを獲得することを目標に掲げています。
 
ちなみにインドでは、Apple Musicの価格も99ルピー(約150円)に設定されています。
 
 
Source:Bloomberg,THE VERGE
Photo:Hotstar
(kihachi)

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丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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