Apple製品マーケティング担当副社長「Touch IDは今後も重要な役割を果たす」
AppleはiPhone Xで顔認証Face IDを導入しましたが、指紋認証Touch IDも製品に採用し続ける、とAppleの製品マーケティング担当副社長グレッグ・ジョズウィアック氏が英Daily Expressに語りました。
Touch IDはデバイスのセキュリティのあり方を大きく変えた
「Face IDをより多くのデバイスに搭載していくことは間違いないが、Touch IDにも役割がある」と、ジョズウィアック氏は述べています。「(Touch IDは)iPadラインナップに最適な技術であり、搭載をやめることは今のところ考えられない」
「Touch IDは最初に大衆に受け入れられた生体認証システムだ。ユーザーは気に入っている」とジョズウィアック氏はTouch IDの人気が根強いことを強調、「(Touch IDは)デバイスのセキュリティのあり方を大きく変えた。それまで多くのユーザーはパスコードさえ使っていなかった」と続けています。
Face IDのコストは割高
7月には、Touch IDをディスプレイ下に埋め込んだiPhoneが中国限定で発売されると報じられました。この報道の背景には、Face IDは実装コストが高すぎ、販売価格の高騰につながっているとの指摘があります。
ジョズウィアック氏も、Face IDのコストは割高であることを認めていますが、安全性の高い顔認証を行うには深度カメラが必要である、と高コストは避けられない旨のコメントを残しています。
Source:Daily Express via AppleInsider
Photo:Apple
(lexi)