iPhoneの価値は中古市場で下がりにくい!下取りはiPhone11発表前がベター
iPhoneはブランドとしての価値が非常に高いことで知られていますが、それでも永遠に価値が変わらないわけではありません。中古市場でのiPhoneの販売価格推移を表したグラフが注目を集めています。
Android端末の下げ幅はiPhoneより大きい
家電のリサイクル販売を手掛けるDecluttrによると、iPhoneは発売後1カ月で少なくとも40%価値が下がるそうです。2カ月目以降は平均して毎月1%ずつ緩やかに価値が減少していきます。
例えば、2018年秋に発表されたiPhone XRは11カ月目で中古販売価格が405ドル(約42,530円)となっています。新品の価格は749ドル(約78,650円:日本国内では84,800円で販売)ですから、新品価格からおよそ45%価値が下がったことになります(中古市場での販売価格は43%下落)。
- iPhone7(2016年):81%
- iPhone8(2017年):65%
- iPhone8 Plus(2017年):61%
- iPhone X(2017年):59%
- iPhone XS(2018年):49%
- iPhone XR(2018年):43%
しかし他のライバル端末と比べれば、iPhoneはずっと恵まれているでしょう。
Decluttrは「iPhoneよりもAndroid端末の減価償却スピードは早い」とし、Samsungも自分たちで認めるように例外ではないと指摘します。
例えば、2019年3月初旬に発売されたGalaxy S10は、iPhoneと同じ1,000ドル前後(約105,000円)のハイエンド価格帯に位置づけられる端末でありながら、登場から半年ほどで価値が57%も減少しています。とはいえ、このあたりは年前半にSシリーズ、年後半にNoteシリーズを展開するSamsungの販売戦略が関係しているかも知れません。
- Galaxy S7(2016年):91%
- Galaxy S8(2017年):82%
- Galaxy S8+(2017年):81%
- Galaxy S9(2018年):77%
- Galaxy S9+(2018年):73%
- Galaxy S10(2019年):57%
- Galaxy S10+(2019年):52%
ちなみに、GoogleのPixelシリーズに至っては更に下げ幅が急激です(途中で盛り返してもいますが)。
Decluttrは、Appleの新作発表会で最新のiPhoneが登場すると、それまでのiPhoneは平均して30%ほど取引価格が下がる(発表前なら発表後よりも30%ほど取引価格が高い)と指摘しています。したがって、もし手持ちのiPhoneの下取りを考えているのであれば、9月10日(現地時間)にiPhone11シリーズが発表されるよりも前に行動するのが得策ということでしょう。
Source:Decluttr,BGR
(kihachi)