ティム・クック氏 成果報酬オプションで120億円の収入

Apple ティム・クックCEO 2018年10月イベント YouTube

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Appleの最高経営責任者(CEO)ティム・クック氏は先週までにAppleの経営に関する成果報酬として、付与された株式オプションの権利を行使しました。このオプション行使の結果、クックCEOは1億1,500万ドル(約120億円)を得ています。

在任期間と利益率

今回クックCEOが行使したオプションは事前にAppleの取締役会によって定められていたCEO在任期間と総株主利益率の双方を満たしたことによって付与されました。付与されたオプションはそれぞれ、継続的な雇用(CEO在任期間)による28万株分、S&P 500の他の企業と比較したAppleの総株主利益率による28万株分となっています。
 
ティム・クック
 
クックCEOには土曜日にオプションが付与され、月曜日に取得した株式(Appleによる源泉徴収後の26.5万株)を市場で売却しています。売却額は1億1,500万ドル(約120億円)に達したと計算され、クックCEOは多額の現金を手にしたことになります。
 
Appleの株価は直近で200ドルを超える水準で推移しており、結果として昨年同様かなり高額な報酬となりました。しかしスティーブ・ジョブズ氏から引き継いだAppleをさらに成長させ、世界を代表する企業の一つに育て上げた手腕の報酬と考えれば相応なものなのかもしれません。
Apple クック
 
ちなみにクックCEOは2020年、2021年にも同様のオプションが付与される権利を持っています。その合計は182万株分にも達し、クック氏がAppleのCEOに在任し続け、取締役会の定めたパフォーマンスが達成されれば、今後さらに高額の報酬がクックCEOに支払われることになります。
 
 
Source:9to5Mac
(KAZ)

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