Apple、クパチーノ中心部のオフィスビルを2.9億ドルで購入

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Appleがクパチーノ市の中心部にある2つのオフィスビル(シティーセンター1、シティーセンター2)を2.9億ドル(約300億円)で購入したことが判明しました。このビルはもともとAppleのオフィスとして利用されていたのですが、Appleが購入したことで自社所有のオフィスとして同社の管理下に入ることになります。

クパチーノが本拠地

Appleは旧本社、新本社以外にもクパチーノ市内に多数の不動産を所有しています。今回新たに購入した2棟のオフィスビルもその一部に組み込まれることになるのですが、こうした不動産投資はAppleがクパチーノを本拠地としてこれからもこの場所から離れない意思表示だと理解されています。Appleはクパチーノ市が大好きと地元不動産業者は語り、その証拠として同市内で2万4千人もの雇用を生み出しています。
 
Apple Park 2018年4月下旬
 
またAppleはクパチーノ市がAppleに不利な税制案を保留したことで、市に対して自転車専用道路改良された歩道を含む環境に優しい交通網の整備費用を負担しています。こうした経緯を含め、Appleとクパチーノ市はまちづくりにおいても一定の協力関係にあり、今後もAppleは雇用創出や納税以外にもこの地域の発展に貢献していくことになるでしょう。
 
Apple 本社
 
ちなみにApple Parkの資産価値は41.7億ドル(約4,400億円)と算定されており、クパチーノ市を含むサンタクララ郡はこの査定に基づいてApple Parkからだけで年間4,000万ドル(約43億円)の固定資産税の納付を受けることになりす。さらにサンタクララ郡内にあるAppleの固定資産全体(Apple Parkを含む)には5,600万ドル(約60億円)の固定資産税が課されています。
 
 
Source:AppleInsider
(KAZ)

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