Huawei、台湾を独立国として認める設定画面の表記でネット市民から非難


     
    Huaweiスマートフォンの設定画面で、タイムゾーンの表記に「台北(台湾)」の項目があることに対して、中国のネット市民から「独立国として認めている」と大きな批判が集まり、項目削除のアップデートが余儀なくされた、とNikkei Asian Reviewが伝えています。

    Huaweiは即座にアップデートを実施

    問題となったHuaweiデバイスのタイムゾーン設定画面には「台北(台湾)」の選択肢があり、デフォルト言語が台湾・香港などで使用される繁体字中国語となっていました。
     
    タイムゾーンのリストには、「台北(中国)」の表記もあり、中国本土で使用される簡体字中国語がデフォルト言語として記されていました。
     
    このHuaweiデバイスの設定画面の表記が台湾を独立国として認めていることを示唆しているとして、中国のソーシャルメディアWeibo上に#HuaweiGetoutofChina(Huaweiは中国から出ていけ)のハッシュタグが現れました。
     
    Huaweiは、中国のネット市民の抗議に対応し、タイムゾーンの選択肢から「台北(台湾)」を削除し、「台北(中国)」のみが表示されるようソフトウェアをアップデートしました。
     
    今回の件に関してHuaweiから今のところコメントは得られていないようです。

    Mac上で台湾国旗の絵文字が使用不可に

    今年3月末にmacOS 10.14.4がリリースされた際、中国で販売されているMacで台湾国旗の絵文字が利用できなくなっていることが判明しました。
     
    バグの可能性も指摘されていますが、中国で販売されているiPhoneやiPad上での台湾国旗の使用は2017年から不可となっているため、Macでも同様の措置が取られることは容易に想像できます。
     
     
    Source:Nikkei Asian Review
    Photo:Nicolas Raymond/Flickr
    (lexi)

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