タブレット市場独走するiPadだが、市場全体は息切れムード~IDC調査

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    Appleは端末の販売台数を公表していませんが、iPadの売上は前年を上回っており、タブレット市場における同社のシェアも増加しています。しかし、市場全体では息切れムードが目立ち始めています。

    売上も出荷台数も増加したが

    先日発表されたApple2019年第2四半期(4月~6月:Appleの会計年度では第3四半期)決算で、iPadの売上高は前年同期比で8.4%増の50億2,300万ドル(約5,324億円)となり、減収となったiPhoneとは対照的に好調ぶりを示しました。
     
    また調査企業IDCによると、第2四半期におけるAppleのシェアはタブレット市場で38.1%となり、前年同期比の34.1%から4ポイント増加となりました。
     
    一見すると、Appleにとっては売上高もシェアも増加したので良いこと尽くめのように思えます。しかし、調査企業IDCは「タブレット市場が勢いを欠いている証拠だ」と警鐘を鳴らしています。

    iPad Airに助けられた?

    IDCの分析では、2019年第2四半期の世界タブレット市場全体における出荷台数は3,220万台となり、2018年同四半期の3,390万台から5.0%の減少となりました。内訳を見ると、伸びているのはApple(6.1%増)とAmazon(46.3%増)だけで、2社以外のベンダーは軒並み前年割れの出荷台数となっていることが分かります。
     
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    このうちAppleの伸びについても、IDCはiPad Air(2019)のリリースが大きいとし、Smart Keyboard(Smart Keyboard Folio)に対応していないモデルは前年同期比で7.5%減であり、iPadシリーズ全体では以前のようなアップグレードの勢いが期待できなくなっていると指摘しています。
     
    とはいえ、Appleのオンラインストアでは現在、iPad Pro、iPad Air、iPad、iPad miniと多彩なラインナップが確認できます。
     
    ipad シリーズ apple
     
    最安がiPadの32GBモデル(Wi-Fiのみ)で37,800円、最高がiPad Proの1TBモデル(Wi-Fi+Cellular)で211,800円と、幅広い選択肢の中から用途や予算に応じて自分にあったモデルを選べることからも分かるように、タブレット市場に吹く逆風の中でも、Appleは消費者のニーズを細かく汲み取ることで売上を伸ばしていると考えられます。
     
     
    Source:IDC
    Photo:Apple
    (kihachi)

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    この記事を書いた人

    丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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