2021年のiPhone、顔認証と画面埋め込み式指紋センサーの両方を搭載か

    Touch ID 埋め込み iPhone コンセプト The 90s Robot/YouTube

    Touch ID 埋め込み iPhone コンセプト The 90s Robot/YouTube
     
    2021年のiPhoneには、顔認証のFace IDに加えて、ディスプレイ内蔵式の指紋認証センサーTouch IDが搭載される、との予測を著名アナリストのミンチー・クオ氏が現地時間8月5日に発表しました。

    Face IDとTouch IDが相互補完

    ミンチー・クオ氏は、独自の情報網を持ち、Apple関連の精度の高い予測で知られるアナリストです。同氏は最近、アメリカが対中輸入関税の引き上げを実行しても関税によるコスト増加をAppleが吸収するためiPhoneの販売価格は変わらない、との予測を発表しています
     
    Appleは、Face IDとTouch IDの両方を搭載し、相互に補完させることで、より良いユーザー体験を実現できると考えている、とクオ氏は述べています。
     
    しかし現時点では、ディスプレイにTouch IDセンサーを埋め込むには、電力消費、読み取り領域の大きさ、センサーモジュールの厚み、製造時の良品率が低いといった技術的課題が残されています。
     
    クオ氏は、これらの課題の大半は今後18カ月ほどで解決し、2021年に発売のiPhoneにディスプレイ埋め込み式のTouch IDセンサーが採用されると予測しています。

    Apple、ディスプレイ埋め込み式指紋センサーの特許も取得

    Appleは、Touch IDセンサーをディスプレイに埋め込む技術の特許を取得しており、今後の製品に同技術が採用される可能性はあります。
     
    ディスプレイ埋め込み式のTouch IDセンサーには、広い領域での指紋読み取りが可能な、Qualcomm製の超音波センサーの派生品が使用されるだろう、というのがクオ氏の予測です。
     
    クオ氏は、もしApple Watchに生体認証が搭載されるなら、Face IDよりもディスプレイ内蔵式のTouch IDが現実的だろう、とも述べています。しかし、同氏はTouch IDを搭載したApple Watchの開発状況について言及していません。
     
    ちなみに2018年には、Atherton Researchのアナリストが、顔認証と画面埋め込み式の指紋センサーを内蔵したiPhoneが2019年に発売されるとの予測を発表しています。
     
     
    Source:9to5Mac
    (hato)

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    この記事を書いた人

    2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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