Google「Pixel 4」、顔でロック解除、動きで操作可能に
Googleが正式発表に先立ち、次期スマートフォン「Pixel 4」に搭載される新技術を公開しました。ユーザーの顔を認識してロック解除する機能と、手の動きで操作可能な機能です。
2つの新機能を公開
Googleは今年後半の正式発表を予定している「Pixel 4」について、6月には背面カメラが四角い枠の中に収まる形になることを明らかにしています。そして今回公式ブログで公開したのが、手の動きを感知する機能と、顔認証によるロック解除機能です。
モーション感知機能
GoogleのAdvanced Technology and Projects team (ATAP)チームは過去5年間にわたり、モーション認識センサー技術「Soli」の開発に従事してきました。Pixel 4はこのSoliを搭載し、ユーザーは手を動かすだけで、かけている曲を飛ばしたり、目覚ましのアラームを止めたり、電話の通知音をミュートにしたりすることが可能になります。
またPixel 4はユーザーの動きを学習するため、モーション感知機能は使えば使うほど反応が素早く、正確になります。
顔認証でのロック解除
GoogleはPixel 4が搭載する顔認証でのロック解除機能について、ユーザーがスマホに手を伸ばすとセンサーがロック解除の準備を整え、アルゴリズムにより本人であることを認識すると、手に取られた段階ですぐにロックを解除すると説明しています。
またFace ID機能搭載のiPhoneが、画面を注視したときのみ顔認証をするのに対し、Pixel 4は画面を横向きや下向きにした状態でも顔認証が可能とのことです。
顔認証情報はデバイス上に保管
顔認証に必要な情報はPixel 4の「Titan M」セキュリティチップに保存され、デバイス上で認証が行われるため、情報がクラウドへ送信されることはなく、Googleのほかのサービスとも共有されないとGoogleは強調しています。