「iPhone11」の製造台数は前年並み?Apple、最大7,500万台発注か

iPhone11 Ben Geskin

iPhone11 Ben Geskin
 
Appleがサプライヤーに対して、2019年後半のiPhoneを最大7,500万台製造するよう発注した、とBloombergが報じています。昨年と同水準の製造台数を見込んでいる模様です。

3モデルの「iPhone11」に向けて準備が本格化

Appleがサプライヤーに発注した、2019年後半のiPhoneの製造台数は最大7,500万台で、これは昨年の発注数とほぼ同じ規模にあたる、とBloombergが事情に詳しい複数の関係者から得た情報として報じています。
 
アジアにあるAppleのサプライヤーは、3モデル体制が維持されると噂の次期iPhone製造に向けて準備を本格化しており、必要に応じて最大8,000万台を製造可能な体制を構築する、とBloombergの情報源となった人物は語っています。
 
Apple最大のサプライヤーであるFoxconnは、ピーク時の需要に対応できる十分な人員を確保するため、中国・深圳市で昨年より10%多い給与を提示しているとのことです。

製造台数と販売台数は一致しない

ただしBloombergは、Appleは発売直後の販売状況を分析して生産調整するので、製造台数と販売台数とは必ずしも一致しない、とコメントしています。
 
現地時間7月30日にAppleは2019年度第3四半期の業績を発表しますが、同社はiPhoneやMacの販売台数公表を取りやめたため、iPhoneの販売台数予測が困難になっています。

最大の変化はトリプルカメラと噂の「iPhone11」

「iPhone11」と噂される2019年のiPhoneについて、米メディア9to5Macはモデル番号など詳細情報を報じており、iPhone XS/XS Max/XRと同様に3モデルが発売される、と報じています。
 
次期iPhoneにおける外観上の最大の変化は、iPhone XS/XS Maxの後継モデルの背面に四角形の枠で囲まれたトリプルカメラが搭載されることで、新たに追加される超広角レンズを使って撮影後に構図の変更などが可能になると伝えられています。
 
 
Source:Bloomberg
Photo:Ben Geskin/Twitter
(hato)

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