Facebook、ユーザー情報漏えいの件で50億ドルの罰金か

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米連邦取引委員会(FTC)は、Facebookが膨大な量の個人情報をデータ分析コンサルティング会社Cambridge Analyticaに流出させた事件について、約50億ドル(約5,400億円)の罰金を課す案を承認しました。The Wall Street Journalが報じています。

プライバシー取り扱いへの規制厳格化の可能性

これにより最終決断は米司法省に委ねられることになります。決定が下されるまでの期間は不明ですが、司法省はあくまで連邦取引委員会の承認に至るプロセスをチェックするのみで、決定を覆す可能性は低いとのことです。
 
今回の連邦取引委員会の承認により、今後ユーザープライバシーの取り扱いに対する規制が厳しくなることが見込まれています。

膨大なFacebookユーザーの情報が流出

Cambridge AnalyticaはFacebookのユーザー情報を本人の合意なく不当に入手、2016年の大統領選における政治広告活動に利用していました。データ収集は「This Is Your Digital Life」というアプリ経由で行われ、同アプリを利用した本人だけでなく、そのユーザーとつながった友達の情報もCambridge Analyticaの手に渡っており、最大8,700万人もの個人情報が流出したといわれています。
 
この一大事件でFacebookのプライバシー管理のゆるさが追求され、米議会は4月、同社に対し、最高50億ドルの罰金を課す可能性があることを明らかにしていました。
 
連邦取引委員会内部では、罰金案を後押しする共和党委員と反対する民主党委員との間で意見が割れていましたが、結局3対2で罰金賛成派の主張が通った模様です。

 
 
Source:The Wall Street Journal
Photo:Pixabay
(lunatic)

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