Apple、インド製iPhoneを欧州市場に出荷開始

インド Apple

インド Apple
 
Appleがインドで生産したiPhoneを、欧州諸国へと出荷開始した模様です。The Economic Timesが報じています。

Wistronは2017年からiPhone SEを生産開始

Appleは当初、インドにおける高額な輸入関税を回避し、また中国に次ぐ巨大市場といわれるインド市場での売上を伸ばすために、同国内でのiPhone組立を推進してきました。
 
台湾Wistronが2017年にベンガルールでiPhone SEの生産を開始2018年にはiPhone6s2019年にはiPhone7の生産もスタートしています。

インドから欧州へのiPhone出荷はすでに始まっている

輸出データを調査している調査会社Counterpoint Researchによれば、すでに数カ月前から月間約10万台のiPhone6sとiPhone7が、インドから欧州へ向けて出荷されているとのことです。
 
またインドの通信業界に詳しい別の人物の証言によると、現在インドで生産されている全iPhoneの70〜80%が、海外へ輸出されている模様です。

Foxconnも最新iPhoneをインドで生産開始

Appleはこれまで主に中国でiPhoneを生産してきましたが、米中貿易摩擦の悪化、中国における人件費の高騰などにより、生産拠点の海外移転を検討中と言われています。
 
Apple最大のサプライヤーであるFoxconnも、年内にはインド国内で、古いモデルだけでなく、iPhoneの最新モデルの組立を開始すると報じられたばかりです。またAppleは、Foxconn、Pegatronなどの主要サプライヤーに対し、iPhone生産施設の15〜30%を中国国外へ移転するよう要請しているとの情報もあります。
 
The Economic Timesは、Foxconnは8月にはインドで新iPhoneの生産を開始する見通しで、当初は月産250,000台を見込むと伝えています。

 
 
Source:The Economic Times via 9to5Mac
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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