Apple、プライバシー重視をアピールする屋外広告を設置
Appleはユーザーのプライバシー保護を優先する企業として数々の取り組みを行い、この取り組みが他社との差別化を実現し、Apple製品の大きな特徴にもなっています。こうした取り組みをアピールするため、Appleは屋外広告でもプライバシー保護を重視する姿勢を鮮明にしています。
新たにカナダに設置
今年1月にラスベガスで開催されたCESの会場近くに、Appleはプライバシー保護を優先していることをアピールする屋外広告を設置しました。他のIT企業やスマートフォンメーカーが参加するイベントに合わせて設置された広告は、他社のプライバシー軽視(ユーザー追跡機能の多用)に対する皮肉、Appleによる挑発とも捉えられていました。
Appleはこの広告を設置して以降も、ユーザー情報を無闇に商業利用しない方針を貫いており、今ではユーザーのプライバシー保護はApple製品の大きな特徴の一つになっています。この特徴をアピールすべく、Appleは新たにカナダに2つの屋外広告を設置しました。
他社の方針を批判?
トロントに設置された屋外広告は「Sidewalk Labs」の近くに掲げられ、「私たちはあなた達のビジネスと距離を置きます」と書かれています。Sidewalk Labsはトロントの都市計画を行うAlphabet傘下の企業であり、同じくAlphabet傘下であるGoogleのプライバシー保護に関する方針にAppleが異議を唱えた形になっています。
Oh I get it. It’s because it’s on King Street pic.twitter.com/3s8dCD6xC4
— Josh McConnell (@joshmcconnell) 2019年6月28日
もう一つの広告は単に「Privacy is King」と書かれているだけで、他社を批判するような意図は特になさそうです。しかし簡素にiPhone(Apple)がプライバシー保護を大切にしていることが表現されています。今後も世界各国にこのような広告が掲示されていくと思われますが、もし日本で設置されるなら、どこに、どのようなコメントとともに設置されるのでしょうか。
Source:9to5Mac
(KAZ)