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2019年7月2日 19時56分

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有名GPSトラッカー企業、Appleを訴える〜省電力の特許侵害されたと主張

pocketfinder LBT
 
iPhoneやiPadに搭載されたiOSの機能などが特許を侵害しているとして、低電力GPSトラッカー「PocketFinder」シリーズを販売するLocation Based Technologies(以下LBT)がAppleに対して訴訟を起こしました。

省電力目的でGPS機能の優先順位を下げる仕組みが問題に

米デラウェア州の地方裁判所で訴訟を起こしたLBTによると、同社が持つ5件の特許がAppleによって侵害されているそうです。具体的には、特定の環境下においてバックグラウンドでタスクを行わないようコントロールする仕組みをiPhoneやiPadが搭載していることが問題となっています。
 
LBTが侵害されたと主張する特許を確認すると、いずれも電力リソースの管理やバッテリー・パワーモニターによる制御について言及がなされています。
 
例えば、該当特許のうち「トラッキングデバイスの位置座標におけるリフレッシュレートを調整するための装置及び方法」と「位置決定およびトラッキングデバイスの位置座標追跡のための装置及び方法」は、それぞれiOSの「低電力モード(設定>バッテリーでオン/オフ可能)」と「コアロケーション(Core Location:iOSアプリ開発に関わってくる)」に関係します。どちらもバッテリーを長持ちさせるため、GPS機能などのバックグラウンド処理を後回し/停止する仕組みが採用されています。
 
また残りの3つも、iOS9より採用された「フェイスダウン検知(Facedown Detection:端末を伏せた状態では画面が点灯しない)」に関わってきます。LBTによれば、フェイスダウン検知は電力消費を抑えるため、画面を消灯するだけでなくGPS機能を含むバックグラウンド・アクティビティも部分的に無効化しているそうです。

パテント・トロールではない

テック企業に対する特許訴訟では、しばしば「パテント・トロール」と呼ばれる集団が問題となります。彼らは多くの場合、商品開発をしておらず経営実態もない、抽象的な特許のみを有するペーパーカンパニーで、多額な賠償金やライセンス使用料の獲得を目的とし、特許を武器に訴訟を仕掛けます。テック企業の中でも特にAppleに対する訴訟は目立ち、最近もApple Storeがパテント・トロール対策で閉店の憂き目に遭ったばかりです。
 
一方で今回のLBTは、名のしれたGPSトラッカー「PocketFinder(159ドル:約17,000円、月額12.95ドル:約1,400円が別途必要)」を商品として展開している実態のある企業で、パテント・トロールとは関係がありません。
 
pocketfinder LBT
 
ちなみに、PocketFinderは一般的な紛失防止タグとは異なり、所有者の位置情報や移動経路を詳細にトラッキングできるほか、行動範囲から外れた場合は登録者のスマートフォンにアラートがいく仕組みが採用されているなど本格的で、子どもや老人を持つ家庭では重宝しそうなアイテムです。
 

 
 
Source:AppleInsider,LBT
(kihachi)

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