Apple TV+は量よりも質で勝負〜Appleのエディ・キュー氏が戦略明かす

    エディ・キュー上級副社長

    エディ・キュー上級副社長
     
    Apple TV+は、Appleが今秋サービス開始を予定している動画ストリーミングサービスですが、Appleでインターネット・ソフトウェア・サービス担当上級副社長を務めるエディ・キュー氏が、動画のラインナップはさほど多くはないことを明らかにしました。

    Apple TV+のモデルはNetflixと異なる

    英The Times紙のインタビューに答えたキュー氏は、Apple TV+のラインナップについて「数の多さよりも質の高さ」を目指していると述べました。
     
    ラインナップが豊富なNetflixを引き合いに出し、キュー氏はApple TV+の立ち位置の違いを強調しました。
     
    「彼ら(Netflix)のモットーは、多くのコンテンツを制作し、常に何か見るものがある状態を作ることだ。モデルは素晴らしく機能しており、まったく問題はないが、当社のモデルではない」

    Appleはオリジナルコンテンツを制作中

    Appleは、スティーブン・スピルバーグ監督や有名司会者のオプラ・ウィンフリーなどとタッグを組み、オリジナルコンテンツを準備しています。
     
    スター・ウォーズシリーズなどの監督で知られるJ・J・エイブラムスを招いたオリジナルコンテンツ制作も計画されていましたが、エイブラムスの制作会社Bad Robot Productionsが米ワーナー・ブラザースを有するWarner Mediaと契約を結んだため、実現には至らなかったようです。
     
    Apple TV+でサードパーティ企業が制作した作品が放映されるかはまだわかっていません。今までに明らかになっているAppleのオリジナルコンテンツは、主にアメリカのユーザーをターゲットにしているように見えますが、アメリカ以外のどの国や地域でApple TV+が利用できるかは発表されていません。
     
    月額利用料金などApple TV+の詳しい内容は、9月の新製品発表イベントで明らかにされる模様です。
     
     
    Source:The Times via AppleInsider
    (lexi)

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