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2019年6月25日 20時37分

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ビル・ゲイツ氏「MicrosoftがAndroidになれなかったのは最大の失敗」

ビル・ゲイツ youtube
 
独占禁止法絡みのニュースは、最近でこそGoogleやAppleの名前が目立ちますが、スマートフォン登場前はMicrosoftの“独壇場”でした。Microsoftの創業者ビル・ゲイツ氏も、同社がスマートフォン業界では存在感を示せなかったことを悔いているようです。

AndroidのようなOSを提供できなかったことを後悔

ジェフ・ベゾス(Amazon:1,310億ドル≒14.4兆円)、マーク・ザッカーバーグ(Facebook:620億ドル≒6.8兆円)、ラリー・ペイジ(Google:508億ドル≒5.6兆円)――。今でこそIT企業出身の億万長者は珍しくありませんが、一昔前は不動の長者番付1位(2019年は965億ドル≒10.6兆円でベゾス氏に次ぐ2位)、ビル・ゲイツ氏に象徴されていました。MicrosoftはWindowsで、文字通りこの世を支配していたのです。
 
だからこそ、GoogleにAndroidでスマートフォン市場での覇権を奪われてしまったことを、ビル・ゲイツ氏が深く悔いるのにも納得が行きます。ベンチャーキャピタルのVillage Globalが開催したイベントに登壇したビル・ゲイツ氏は、Androidに敗北したことを「今までで最大の失敗の一つだ」と語りました。
 

ソフトウェアの世界において、プラットフォームというものは簡単に予測可能だ。勝者が市場を総取りするんだ。これまで最大の失敗は、私の何かしらの経営ミスによって、Androidの立場にMicrosoftを導けなかったことだよ。今ではAndroidは標準的なスマートフォン・プラットフォーム、いわば非Appleのスマートフォン・プラットフォームだ。(本来ならば、WindowsでPCプラットフォームを独占していた)Microsoftが勝って当たり前のはずだったんだ。まさに勝者総取りだよ。
 
もし、数あるアプリのうち半分、あるいは90%をカバーしていたら、もう向かう命運は決まってる。非AppleのOSという唯一の座だ。(Microsoftが出来ていたら、Googleが手に入れた)4,000億ドル(約44兆円)は“G社”ではなく“M社”に行っていただろうね。

 
会場は大きな笑いに包まれましたが、言わずもがな“G社”とはGoogle、“M社”とはMicrosoftを指しています。
 
とはいえ、「今までで最大の失敗の一つ」とも言うべき選択をした挙げ句に、独占禁止法絡みの訴訟が起きてもなお、ゲイツ氏はMicrosoftの他の資産、つまりWindows、Officeなどが未だに強い勢いを保っていることは驚くべきだと話します。実際、Microsoftは18年12月に時価総額でAppleを追い抜き世界1位となりましたが、これはクラウドサービス「Azure」が市場を席巻しているからだと考えられています。

10年前はiOSと同じシェアだった

ビル・ゲイツ氏の総括を聞くと、まるでMicrosoftがスマートフォン市場の盛況を前にして何もしていなかったのような印象を受けますが、実際にはいち早くスマートフォンを市場に投入していました。下記のグラフを見ても、2009年初頭にはiOSと同程度、Androidの10倍近くのシェアを有していたことが分かります。
 
statista 比較 調査統計 os シェア
 
Windows Phoneがなぜ失敗したのかについては、ビル・ゲイツ氏が「私の何かしらの経営ミス」と述べているように、はっきりとした原因は分かりません。Windows Phoneの元シニアディレクターはキャリアやOEMと良い関係を築けなかったこと、他の識者たちはアプリ開発者の支持を得られなかったこと、OSが無料で提供されなかったこと、プラットフォームの規格がリセットされることなどを理由に挙げています。
 
ちなみにビル・ゲイツ氏の使っているスマートフォンは、17年の時点でAndroid端末であることが分かっています。
 

 
 
Source:MacRumors,Fortune,mspoweruser,statista
Photo:YouTube-Village Global
(kihachi)

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