Huawei、世界30カ国から5G技術提供契約を獲得するも中国政府は国名を非公開

    Huawei 30カ国

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    5G技術開発で注目されているHuaweiですが、2019年6月6日の時点で世界30カ国と技術を共有する契約を結んでいることが明らかになりました。中国外交部のスポークスマンである耿爽氏は、この30カ国にどの国が含まれるのか、具体的な国名は挙げていないものの、米国と関係の深い国やヨーロッパの国が含まれていると述べています。

    ポンペオ国務長官の指摘に対する反応

    アメリカの国務長官、マイク・ポンペオ氏は、Huawei機器を使用する事に関して、プライバシーとデータ保護が保証されていないと指摘しています。これに対し中国外交部の耿爽氏は以下のように述べました。

     

    「ここのところポンペオ氏は何度も中国に言及しているが、残念ながらその内容には嘘とでたらめも多い。例えば彼がいつも取り上げるHuaweiに関する発言だが、アメリカはHuaweiなどの中国企業に安全リスクが存在すると述べてはいるものの、現在に至るまで確固とした証拠を提出できていない」

     

    Huawei 30カ国

    世界各国はどのようにHuaweiの安全問題を捉えているのか

    耿爽氏は続けて、多くの国はポンペオ氏の見解をまともに受け入れていないことを強調し、次のように述べました。

     

    「私は、ポンペオ氏の発言がすべての人の同意を得ているわけではない点を指摘したい。アメリカの批判的な評価を受けながらも、中国企業の業績に影響は出ておらず、6月6日までにHuaweiは30カ国の国と46件もの5G技術に関する契約を結んでいる。これらの国の中にはアメリカが老婆心からアドバイスを与え続ける友好国やヨーロッパの国が含まれている。一部の人たちを傷つけることになるため、その国名については述べないことにする」

     

    会見では国名は述べなかったものの、この中にはイギリス、ドイツ、イタリアを含むヨーロッパ諸国や、ロシア、ウクライナ、インド、インドネシアやブラジル、韓国などが含まれているとの見方があります。

     
     

    Source:经济日报
    Photo:经济日报,Pixabay
    (david)

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