macOS Catalinaの新機能Sidecar、利用できるMacが制限されている?
Mac向け次世代OS「macOS Catalina」で注目を集める機能の1つに、iPadをサブディスプレイとして利用できる「Sidecar」があります。しかし、この機能が利用できるMacは近年のモデルに限定されているようです。
一番古いMacでも2015年以降
macOS Catalinaより採用される新機能Sidecarは、MacのサブディスプレイとしてiPadをワイヤレス接続(10m以内)で利用可能で、Apple Pencilを使って編集を行うこともできます。
macOS Catalinaは2012年以降のMacに対応しています。
ただし、著名デベロッパー、スティーブ・トラウトン-スミス氏によると、Sidecarについてはごく一部のMacしか対応していない可能性があるそうです。同氏はAppleが提供するOSのコードをいち早く解析し、公にされていない情報を明らかにすることで知られています。
コード解析を行ったトラウトン-スミス氏によれば、Sidecarをサポートしているモデルは以下の通り。
- iMac 27インチ(Late 2015)以降
- MacBook Pro(2016)以降
- mac Mini(2018)
- Mac Pro(2019)
- MacBook Air(2018)
- MacBook(Early 2016)以降
Sidecar supports iMac 27" (Late 2015) or newer, MacBook Pro (2016) or newer, mac Mini (2018), Mac Pro (2019), MacBook Air (2018) , MacBook (Early 2016 or newer), and blacklists all the devices in the screenshot pic.twitter.com/DHNDyI98WV
— Steve Troughton-Smith (@stroughtonsmith) 2019年6月5日
一番古いMacでも2015年のiMacとなり、概ねごく最近のモデルに限られているようです。Appleがソフトウェア制限をかけている理由は分かりませんが、トラウトン-スミス氏はコードを書き換えることでサポート外のMacでも利用可能になるとしています。
macOS Catalinaの正式版リリースは2019年秋となります。
Source:Twitter-@stroughtonsmith
(kihachi)