iOS13では、入力ミスしてもiPhoneを振らなくていい。各種動作も高速化
Appleが現地時間6月3日に発表した、iPhone用次世代OSのiOS13には、ダークモードなどの新機能のほか、日常的に使うアプリ起動などの動作が高速化し、文字入力操作がスムーズにできるよう、進化します。
ロック解除やアプリ起動が高速化、アプリ容量は半減
AppleはiOS13について、システム全体を最適化することで、各種動作速度が向上している、と説明しています。
- 顔認証のFace IDによるロック解除が30%高速化
- App Storeからのアプリ初回インストール時の容量を50%、アップデート時は60%小型化
- アプリの起動速度は2倍高速化
文字入力と編集がスムーズに
iOS13でも、iPadOSと同様に、画面を3本指で左、右にスワイプするだけで「元に戻す(アンドゥ)」「やり直す(リドゥ)」操作ができるようになります。文字入力をミスしても、iPhoneを振る必要がなくなります。
また、文字入力時のカーソルが、高速かつ正確に動作するようになります。文字の選択も、タップ&スワイプの操作だけで可能になります。
ダブルタップで住所や電話番号、メールアドレスなどを認識して選択できるほか、トリプルタップで文章、4回タップすればパラグラフ全体を選択できます。
フォントをApp Storeから入手可能に
iOS13やiPadOSでは、App Storeから好みのフォントをダウンロードしてインストールすることができるようになります。
Adobeやモリサワのフォントが利用可能になると発表されています。
Siriが自然に話せるように
iOS13では、Siriが自然なイントネーションで話せるようになりました。特に、ニュースの読み上げなどの長い文章で改善されています。
WWDC 19の基調講演では、iOS12とiOS13でSiriが文章を読み上げる音声を比較し、iOS13でSiriの音声が自然になっていることが強調されました。
また、Siriがサードパーティ製アプリのメッセージや予定からリマインダを設定することも可能になります。
HomePodが便利に
Apple製スマートスピーカーHomePodで、Siriはユーザーの声を聞き分けることができるようになり、話しかけているユーザーに応じた音楽再生、メッセージや予定の読み上げが可能になります。
また、音楽再生や通話をiPhoneからHomePodへと、スムーズに引き継ぐHandoffが利用可能となります。
Source:Apple
(hato)