ティム・クックCEO、インタビューで「Sign in with Apple」について語る


 
Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)が、米放送局CBSの夕方のニュース番組に登場し、iOS13で新たに導入されたプライバシー重視のシングルサインオン(SSO)「Sign in with Apple」導入のいきさつについてコメントしました。

「Sign in with Apple」はユーザーの要望に応えた新サービス

Sign in with Apple」は、送信する個人データを最小限に抑えられるよう設計されており、様々なアプリやWebサイト、サービスと個人メールアドレスを共有せずに、ログインすることができます。
 
クックCEOは、CBSのインタビュアーに「FacebookやGoogleに挑戦しているのか」と聞かれると、以下のようにコメントしました。
 

誰かに挑戦しているわけではない。監視されずに様々なWebコンテンツにアクセスしたいというユーザーの要望に焦点を当てている。プライバシー保護を前に進めているが、これは人々のまっとうな願いをかなえるためだ。

プライバシーがなければ民主主義は衰退する

クックCEOは、インタビュアーに「Facebookはユーザーの安全性を気にかけていると思うか」と質問されると、次のように回答しました。
 

(プライバシーを)気にかける人が増え、何が起きているかにより敏感になっている。(プライバシーの侵害に)腹を立てている人も多いが、目を向けるいいチャンスだと思う。(中略)プライバシーがなく、一挙手一投足がすべて見られていると思ったら、何も自由にできなくなってしまう。これはアメリカにとっても良くないし、民主主義にとっても良いわけがない。

 
クックCEOのインタビューの全貌は、CBSのツイートの中で視聴することができます。
 


 
 
Source:AppleInsider
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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