WWDCで開発者を驚かせたSwiftUI

WWDC

SwiftUI
 
6月3日(現地時間)に開幕したWWDCは基調講演でiOS13iPadOSmacOS CatalinaMac ProPro Display XDRなどが発表され、世界中のAppleファンを喜ばせました。しかし開発者にはこれら以外にも驚くべき発表がありました。

ユーザーインターフェースフレームワーク

Appleが提供するプログラミング言語「Swift」はアプリの開発を速く、簡単に、そしてよりインタラクティブにすることを目的として作られました。そしてSwiftがこれら目的を達成するために、洗練されたアプリケーションUI構築を可能にする「SwiftUI」を組み込むとWWDCの基調講演最後の部分で発表されました。この発表は一般ユーザーにはあまり関係がないのですが、会場にいた参加者(主に開発者)は大きな拍手で歓迎しました。
 
WWDC
 
SwiftUIを使うことで、iOS13から搭載されるダークモードやアクセシビリティへの対応、右横書き言語への対応などを簡単にアプリに取り入れることができ、開発者はアプリの開発にかかる時間を大幅に短縮できるとされます。

デザイナーとの連携も容易に

さらにXcode11には新しいグラフィカルUIデザインツールが組み込まれ、SwiftUIを使ったUIデザインはコードの記述が必要なく、またコードが修正された際のUIの変更がデザインツールに表示されるなど、これまでデザイナーと開発者の間のやりとりで時間がかかっていた部分が大幅に効率化されます。
 
完成度の高いアプリが簡単に、そして素早く開発できるようになれば、より多くのアプリをユーザーが選べるようになり、iPhoneやiPad、Apple Watch、Apple TVの製品自体の魅力も高まるでしょう。そのためSwiftUIは開発者だけでなく一般のユーザーにとっても有益なものになるはずです。
 
 
Source:Apple
(KAZ)

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