【取材】Apple 福岡天神の移転先と噂の候補地、完成は今年8月末?


     
    移転が噂されていたApple 福岡天神ですが、移転先とみられる候補地では2019年5月現在も工事が続いています。当初予定では5月10日完成予定とされていましたが、現在はどうなっているのでしょうか。5月13日に現地を取材しました。

    現店舗から徒歩数分、当初予定では5月10日完成だった

    Apple 福岡天神の移転については、2018年8月に不動産会社が報じ、現在の店舗から徒歩数分ほどにある、天神西通りにて建設中の「(仮称)天神2丁目計画」に移転する可能性が見込まれています。
     
    今年3月ごろの様子では、建物の骨組みと奥にコンクリートの部屋らしきものができていることがSNSへの投稿で明らかになりましたが、完成にはまだほど遠い進捗状況でした。
     
    建設現場に掲出されている建築計画看板情報を掲載する建設データバンクの情報によれば、建物は地上1階、地下1階で用途は店舗(百貨店、マーケット)、着工は2018年5月7日で、完成は2019年5月10日としています。

    現在も工事中、建築の進捗状況は不明

    移転候補地とみられる場所は、Apple 福岡天神の現在の店舗から徒歩数分の距離にあります。
     

     
    天神西通りは車通りや人通りも多い賑やかな通りで、周辺にはH&Mやスターバックスといった有名店が軒を連ねています。候補地はアバクロンビーアンドフィッチとアディダスの間で、西通りの道沿いにあります。
     

     

     
    取材した5月13日時点でも工事は続いており、時折出入りする作業員の姿が見られました。屋上では配線作業が行われているようでしたが、内部は完全に幕で覆われているため様子は伺えず、建築状況は残念ながらわかりませんでした。
     
    建物の規模は2階建て相当ほどの高さがありそうですが、建築計画では地上1階建てのため、韓国のApple カロスキル、アメリカのApple スコッツデールクォーターのようなデザインになるのかもしれません。
     

    Apple カロスキル

     

    Apple スコッツデールクォーター

     
    この候補地の状況を定期的に投稿するTwitterアカウント@fukuoka_appleでは、4月19日に外観の一部の写真を掲載しています。Apple Storeの外観に必ずあるAppleロゴのようなものが確認できるため、建設中の建物がApple Storeである可能性が高まっています。
     

     

    工事施工者が変更、事業期間は「2019年8月31日まで」

    当初の届け出では5月10日完成としていましたが、建設データバンクの情報は更新されていません。しかし現地に掲出されている建設計画看板をみると、工事施工者が高松・青木あすなろ共同企業体(高松建設・青木あすなろ建設)に変わっていました。設計者はインテグレーティッド・デザイン・アソシエイツのままです(現場では~アソシエハイツと誤記されている)。
     

     
    工事が始まった2018年9月ごろの建築計画では、戸田建設が工事施工者でした。
     

     
    現在の現場に掲出されている労災保険関係成立票には、成立年月日が2019年3月1日、事業の期間は2019年3月1日~2019年8月31日とあり、現在の工事施工者に変更されたのは今年3月ごろとみられます。
     
    完成時期については、同票の規定では着工日から工事完了予定日の工事期間を記載するものの、その工事において作業員が作業する期間であって工期とは限らないため、今年8月末に完成するとは言い切れませんが、同時期ごろに外観が見られる可能性があります。
     
     
    Source:建設データバンク, Apple カロスキル, Apple スコッツデールクォーター
    (asm)

    この記事がお役に立ったらシェアお願いします
    目次