映画配給会社の元役員がAppleの映像事業のマーケティングに従事


     
    サイコスリラー映画『ソウ』 (SAW)シリーズの配給会社として知られるLionsgateでワールドワイドデジタルマーケティングとリサーチ担当執行副社長を務めたダニエル・デパルマ氏が、Apple映画とTV事業のマーケティング担当上級役員に就任したと伝えられています。

    先進的なWebマーケティングの開拓者

    Appleの動画ストリーミングサービスApple TV+は、今年の秋からサービス開始が見込まれていますが、Appleはマーケティングチームの強化のため映画配給会社の役員を務めたデパルマ氏を新たに雇い入れたことがわかっています。同氏はSony Pictures Televisionのマーケティング担当上級副社長を務め、昨年9月にAppleに加わったクリス・ファン・アンブルグ氏の直属となる模様です。
     
    デパルマ氏は、米雑誌The Hollywood Reporterの2010年のNext Gen(次世代)リストに選出されており、映画『ソウ』(SAW)や『キック・アス』(Kick-Ass)の先進的なWebマーケティングを行い、成功に導いた立役者として知られています。

    オリジナルコンテンツも積極的に開発

    Apple TV+は、イギリスのサセックス公爵ヘンリー王子が有名司会者オプラ・ウィンフリーと提携して番組作りを行うなど、独自のコンテンツ制作も積極的に行っています。
     
    動画ストリーミングにおいてAppleのライバルとなるNetflixは、「Apple TV+を恐れてはいない、競争が楽しみ」とコメントするなど、今後動画配信プラットフォーム間の熾烈な争いが始まりそうです。
     
     
    Source:The Hollywood Reporter, Deadline
    (lexi)

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