Apple、Apple Newsのアクセス数上昇に向けて従業員を増強へ

月額制のニュース読み放題サービスApple News+が先月発表されましたが、すでに存在していた無料のApple Newsを含めるニュースサービス全体により多くの閲覧者を呼び込むため、Appleは人材補強に努めている、とDigidayが伝えています。
他プラットフォームとの戦略的なマーケティングが必要か
Appleは、LinkedInでApple NewsとApple News+のための人材を22名募集していることがわかっています。求められている役職には「成長マーケティングマネージャー」「シニアパブリッシャー」「パートナーシップマネージャー」「ソーシャルメディアマネージャー」などが挙げられます。
特に必要とされているのは、Facebook、Instagram、Snapchatなどのプラットフォームと戦略的なマーケティングのパートナーシップを組むことができる人材、Apple Newsに参加している出版社との共同マーケティングを率いることができる人材、Appleのマーケティング、製品、エンジニアリング、データ分析、デザイン、ビジネス開発チームの多領域にわたって働くことのできるリーダー的人材です。
これまでApple Newsのマーケティングはあまり行われてきておらず、ソーシャルメディアプラットフォーム上での存在感は限られたものとなっています。Twitterアカウントはフォロワー数25万人ほどとなっており、それ以外のプラットフォームは使用されていない状況です。
広告収入モデルに改善の余地あり?
無料のApple Newsの広告収入モデルも改善の余地があるとされており、求人広告の中には「広告マネージャー」や「データサイエンティスト」も含まれています。
「マネタイゼーションのあり方を修正しなければ、出版社は逃げ始めてしまうだろう」と、あるオーディエンス開発責任者はApple Newsのビジネスモデルに関してコメントしています。
Source:Digiday UK
(lexi)