Apple News+、サービス開始後48時間で20万人以上が登録


 
Appleが先日米国とカナダで開始した、定額で300以上の雑誌や新聞が読み放題となる「Apple News+」に、提供開始後48時間で20万人以上が登録した模様です。The New York Timesが2人の匿名の関係者から入手した情報として伝えています。

Textureのピークを上回る数字

NYTによれば20万人という数字は、Apple News+の前モデルで、5月末でのサービス終了が発表されたTextureの、ピーク時の購読者数を上回るとのことです。なお前述の情報提供者によれば、20万人のなかにはTexture購読者は含まれていません。
 
ただし最初の1カ月は購読料が無料のため、Apple News+がどれだけ購読者を獲得できたかがわかるのは、約1カ月後となります。
 
なおAppleの懸命な説得にも関わらず、The New York TimesとThe Washington PostはApple News+には参加していません。

参加の決め手は新しい読者層の開拓

Apple News+への参加を決めた、雑誌「New York」を発行するNew York Mediaのパメラ・ワザ−スタイン最高経営責任者(CEO)は、参加することの損得を秤にかけた結果、「新しい読者層を開拓できる」という「得」に賭けてみることにした、と述べています。
 
Apple News+では、Appleが購読料の50%を取り、残りを各出版社の間で、読者が費やした時間に応じて分配することになります。
 
米国での月額購読料は9.99ドル(約1,112円)で、今年秋以降にはオーストラリアとイギリスでも利用可能となる見通しです。

 
 
Source:The New York Times via MacRumors
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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