Netflix「Apple TV+を恐れてはいない、競争が楽しみ」

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Netflixは2019年第1四半期の業績を発表しました。業績は予想通り好調であり、売上高は前年同期比で22.2%増に当たる45億ドルにも達しています。しかしNetflixには巨大なライバルが出現し、今後の業績に対しての不安がないわけではありません。

Appleもディズニーもライバルに

Appleは今年の秋に開始するApple TV+で月額課金制の動画配信サービスを提供します。またディズニーも自社コンテンツの配信プラットフォームを2019年後半にも始動させる計画です。これらサービスはNetflixと直接的な競合関係になりそうなので、業績発表でも同社の見解に注目が集まりました。そこでNetflix側は「両社とも世界クラスの消費者ブランドであり、我々は競争に興奮しています」とコメントし、両社との競争には不安よりも興奮(期待)が大きいことを表明しています。
 
Apple TV Channels
 
また「(競争による)明らかな受益者は、コンテンツ制作者と消費者であり、視聴者に素晴らしいコンテンツを提供する多くの企業が恩恵を受けます」としAppleやディズニーとの競争は市場全体に好影響を与えるだけでなく、消費者やクリエイターにとってもプラスになると予測しています。NetflixはAppleの動画コンテンツサービスの潜在能力を認めつつ、同社と市場を奪い合うような競合関係にはならないとの自信を示したと言えます。

市場全体の成長を期待

月額課金制の音楽配信サービス「Apple Music」の成功例を出すまでもなく、Appleが動画配信サービスに参入することで市場全体が広がり、配信サービス全体の認知度(利用率)は上がり、既存の参入企業も含めて大きなメリットを受けるはずです。その最大の恩恵を受けられるのがNetflixなのかもしれません。
 
今回の業績発表でのNetflixのコメントはこうした市場拡大への期待が現れたのでしょう。それだけNetflixもAppleの動画サービスに期待しているのかもしれません。
 
 
Source:9to5Mac
(KAZ)

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