KDDIとソフトバンク、ドコモ新料金プランに対抗の姿勢
NTTドコモの新料金プラン「ギガホ」「ギガライト」について、ライバルであるKDDI(au)とソフトバンクは、同様の料金プランで対抗する方針を表明しています。
KDDI「auのフラットプラン、ピタットプランに追随」
NTTドコモが4月15日に発表した新料金プランは、30GBの大容量を使い切っても1Mbpsでの通信が可能な「ギガホ」と、最大7GBまでの段階制プラン「ギガライト」の2タイプで構成されています。
ケータイwatchによると、NTTドコモの新プランについて、KDDIは「auのフラットプラン、ピタットプランに追随してきた」として「当社のユーザーにとって魅力的なプランを検討している」と、対抗するプランを発表する構えをみせています。
KDDIの高橋誠社長は昨年末、ドコモが新料金プランで値下げを発表すれば対抗して値下げを行う方針と明言していました。
「ソフトバンク・Y!mobileで対応」
ソフトバンクは、「値下げするかしないかも含めて、ソフトバンク・Y!mobileの両ブランドで対応を検討する」と、対抗した動きを見せる方針です。
ソフトバンクは大容量50GBの「ウルトラギガモンスター+」と、小容量1GBの「ミニモンスター」で分離プランをすでに導入しているほか、Y!mobileでも今年度中の導入を予定している、とのことです。
「分離プラン」開始後も端末割引を実施の方針
NTTドコモは、新料金プランの提供開始にあわせて、「docomo with」や「月々サポート」といった端末代金の割引サービスは、5月末をもって新規契約の受付を終了すると案内しています。
ドコモの吉澤和弘社長は、端末購入補助について「まったく無いということは考えにくい」と、新たな方法での端末購入補助を行う考えをみせています。
現在の契約からの変更には注意点も
「docomo with」「月々サポート」「端末購入サポート」は、5月末で新規契約は終了しますが、現在これらのプラン・サービスを契約している場合、新料金プラン開始後も継続して利用できます。
仮に、「月々サポート」や「端末購入サポート」の適用期間中に新プランに乗り換えると端末代金の割引が終了し、解除料が発生するなど、支払い総額が割高になる場合もあるので、契約変更には注意が必要です。