Apple News+のための投資額は少なくとも4.85億ドル

Apple スペシャルイベント 「It's show time」公式画像

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Appleが北米で提供している新聞、雑誌記事の読み放題サービス「Apple News+」は同社が買収したTextureサービスを基盤としています。Appleはこの買収でメディアへの保証金などを含めApple News+のために少なくとも4.85億ドル(約540億円)を投じたと報道されています。

メディアへの保証金

ニューヨークポスト紙はAppleによるTexture買収について詳細を報じ、その中で買収完了までにAppleは少なくとも4.85億ドルを投じたとしています。内訳はTextureに初期から参加していたメディアグループへの掲載料金前払いや投資会社への支払いが1億ドル、出版社への1年目の支払い保証金が1.45億ドル、2年目と3年目の保証金が2.4億ドルとなっています。
 

 
このAppleによる多額の支出を見る限り、AppleはTextureを引き継ぐに当たって、同社の技術的な基盤や有料会員よりもメディアとの関係を重視していることが伺えます。確かにAppleがNews+で目指すサービスはTextureの規模をはるかに上回るものなのは間違いなく、Textureの持つ技術や会員基盤はAppleにとって大きなメリットではなかったのかもしれません。

48時間で20万人

Apple News+は先月のスペシャルイベントで発表され、すぐにサービスを開始しました。初回登録は30日間の無料期間がついているので、多くの人が試しにApple News+に登録したようで、最初の48時間で20万人がこのサービスに登録したと報じられています。この20万人という数字が多いか少ないかは判断の分かれることころですが、Textureサービスはこれまで会員数が20万人を超えたことはないとされます。
 

 
最初の48時間に登録した20万人のうち、どれだけが有料契約に移行するか、またそれ以降の集客が上手くいっているかは不明です。ただ北米でのサービスが軌道に乗ればApple News+の世界展開も見えてきそうなだけに、是非成功して欲しいところです。
 
 
Source:9to5Mac
(KAZ)

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