Facebook、Messengerアプリを再度FBアプリに統合か
Facebookアプリから、チャット機能をMessengerとして切り離したFacebookですが、もとへ戻す可能性が高まっています。この再統合は、Appleの「メッセージ」に対抗するためとの指摘もあります。
FBアプリにチャット機能が復活
アプリリサーチャーのジェーン・マンチュン・ウォン氏が、FacebookアプリにMessengerのチャット機能が復活していることを発見しました。つまりひとつのアプリから、FacebookとMessengerの両方が利用可能であることを意味します。
現在はFacebookアプリの右上にあるMessengerのアイコンをタップすると、新たにMessengerアプリが開きます。しかし今回の変更により、同アイコンをタップするとMessengerアプリではなく、新しい「チャット」へと移行するようになっているとのことです。現在はまだ試験段階であり、一部のユーザーにのみ公開されているようです。
Facebook is bringing the Chats back to the app for preparing integrated messaging
Tip @Techmeme pic.twitter.com/LABK7qrk0e
— Jane Manchun Wong (@wongmjane) April 12, 2019
2014年にはFBからチャット機能を削除
Facebookは2011年にMessengerを独立したアプリとしてリリース、2014年にはメインのFacebookアプリからチャット・メッセージング機能をなくし、Messengerへと一本化しました。
それから5年、同社はMessenger、Instagram、WhatsAppのそれぞれのメッセージングサービスを統合するために、まずはMessengerをFacebookに戻しているのではないかと、米メディアThe Vergeは指摘しています。
ウォン氏によれば、新たに登場した「チャット」では、Messengerの機能の一部しか使えません。メッセージの送受信はできても、音声通話や写真の送信を行うには、Messengerを開く必要があります。
最大のライバルはAppleの「メッセージ」
Facebookは、最大のライバルであるAppleの「メッセージ」サービスに対抗するため、同社が持つInstagramなどのSNSのメッセージングサービスを統合し、いずれのSNSからも利用できるようにするとともに、レストランなどの予約、評価、配車サービスの利用も可能にすることを目指していると言われています。
Source:The Verge
(lunatic)