2019年第1四半期のMac出荷台数は減少もシェアは微増〜最新調査


     
    調査会社IDCとGartnerがそれぞれ発表した、2019年第1四半期(1−3月)におけるベンダー別世界PC出荷台数調査から、AppleのMac出荷台数は前年同期比で減少しているものの、シェアは微増していることがわかりました。
     
    IDCとGartnerの数字は若干異なりますが、世界全体での2019年第1四半期におけるPC出荷台数が、前年同期と比べて減少している点では一致しています。

    ハードウェアの問題を懸念〜IDC

    IDCによれば、世界PC出荷台数は前年同期比3%減の5,850万台です。同社はこの数字について、Intel製プロセッサの供給不足(特に低価格版)にも関わらず、多くの市場での売上が当初の予想を上回ったとしています。
     
    Appleについては、2018年第1四半期と比べ出荷台数は408万台から406万台へと減ったもの、市場シェアは6.8%から6.9%へと微増したとIDCは見ています。同社は、Appleは最近MacBookの新モデルを追加したものの、魅力的な特徴に欠けていること、またハードウェア面の問題が指摘されていること(キーボードのことを指していると思われます)が、今後の売上に影響する可能性があるとも述べています。
     
    IDC

    Macのシェアは0.2%の微増〜Gartner

    Gartnerの調査でも世界PC出荷台数は5,850万台で、前年同期比4.6%減となっています。IDCよりも減少幅が大きいのは、同社は2018年第1四半期の出荷台数を6,140万台とIDCよりも多く見積もっているからです。
     
    AppleのMacについてGartnerは、前年同期の408万台から2.5%減の398万台と推測しています。市場シェアについては、6.6%から6.8%に増えたと記しています。
     
    Gartner
     
    Appleは現地時間4月30日に、同社2019年度第2四半期(2019年1月−3月)の業績発表を行う予定です。

     
     
    Source:IDC,Gartner via 9to5Mac
    Photo:Pixabay
    (lunatic)

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