Android Qでは「3D Touch」のような“強い押し込み”にも対応か
次期Android OSのAndroid Qでは、iPhoneに採用されている「3D Touch」に似た仕組みが、OSベースで導入される見込みです。
専用のリニアモーターが振動する3D Touch
言うまでもなく、触感フィードバック「3D Touch」はAppleの専売特許です(iPhone6s/6s Plus、iPhone7/7 Plus、iPhone8/8 Plus/X、iPhone XS/XS Maxに採用)。
3D Touchはユーザーの“強い押し込み”を感圧センサーが感知し、「Taptic Engine」と呼ばれる特殊なリニアモニターが振動でフィードバックを返すという仕組みで、単なる“長押し”とは似て非なるものです。“長押し”を感知してバイレーション(通常振動)が返ってくる仕組みは、多くのAndroid端末やiPhone XRの「Haptic Touch」で採用されています。
しかし、次世代OSとなるAndroid Qのデベロッパー向け資料には、従来のバージョンと異なり、“強い押し込み(deep press)”に対応する旨が記載されています。ユーザーが意図的にスクリーンを強く押すのを感知することで、“長押し(long press)”の速度を短縮することが目的とされているようです。
現段階ではシンプルな記載が確認できるのみで、どのように動作するのかは分かっていません。3D Touchのように感圧センサーが搭載されることを意図しているのか、それともソフトウェアで強い押し込みと長押しを区別できるようになるのかも不明です。
とはいえ、Appleは3D Touchに見切りをつけたという観測も出ているだけに、今さらAndroid陣営が積極的に採用するとも考えにくいところです。なお、Android Qのベータ版は3月に発表済で、正式版の配信は2019年第3四半期になる予定です。
Source:Android Developers via GSMArena
(kihachi)