Appleのフィリップ・シラー氏、珍しくポッドキャストに出演しWWDCについて語る

Appleのワールドワイドマーケティング担当上級副社長フィリップ・シラー氏が、「Accidental Tech Podcast(偶発的なテックポッドキャスト)」で1時間近くに渡って今年記念すべき30回目を迎えるAppleの開発者会議(WWDC)について語りました。
聴衆が実際にコンテンツを試せるまたとない機会
「WWDCの基調講演の聴衆は、3つのタイプが存在している。開発者、顧客、そして報道関係者だ」と、シラー氏は他の製品発表イベントと比べたWWDCの特異性について述べました。
「そして(WWDC)は人々が本当にコンテンツを試すことができる機会を与えてくれるんだ」
ストリーミングを拡大させる計画を明かす
シラー氏は、iOS開発者が現地で実施にWWDCに参加することが最も素晴らしい体験であることには間違いないと述べましたが、その一方で会議のストリーミングを拡大させ、基調講演だけでなく他のイベントもカバーし、できるだけ多くの人々に届けることの重要性について語りました。
小規模開発者のこともしっかりと考えている
「我々はいつも小規模もしくは個人レベルの開発者のことを考えている。…App Storeを始めたときの原則となった考えとして、あらゆる規模の開発者のプラットフォームへのアクセスをどのように保つかがあった」と、シラー氏はApp Storeの成り立ちから小規模開発者のことを念頭に置いていたことを強調しました。
「我々が完璧だとは言わないが、開発者プログラムがなるべく多くの人のものとなるように非常な努力をしている」
小規模開発者にスポットライトを当てるための戦略のひとつとして、App Storeでピックアップされる「今日のアプリ」が挙げられます。
英Guardianの記者が「今日のアプリ」を毎日1カ月間ダウンロードしてみるチャレンジを行った結果、アプリの魔法をもう一度信じても良いと思えるようになったことがわかっています。
今年のWWDCは6月3日から7日に開催され、iOS13などの発表が期待されています。
Source:Accidental Tech Podcast via AppleInsider, 9to5Mac
Photo:Apple
(lexi)