Huawei、一眼レフで撮った写真を最新フラッグシップ機で撮影したかのように偽装か
中国ベンダーのHuaweiは、今週予定されている最新フラッグシップ機「P30」の発表に先駆け、5倍ズーム機能の素晴らしさを示すプロモーション素材を公開しましたが、使用されている写真はP30で撮影されたものではなく、一眼レフで撮られた可能性が高い、とGSMArenaが指摘しています。
ネット上にすでにあがっている写真を最新機で撮影したと見せかけている?
Huaweiは、中国のソーシャルメディアWeibo(微博)に3月8日付けで計9枚の新フラッグシップ機「P30」のプロモ画像を投稿しました。
プロモ画像はP30の5倍ズーム機能に焦点を当てたもので、P30で撮られたものとみられる画像の中央部が丸く拡大されており、ズームしても詳細に被写体を捉えられることを示しています。
使用された画像が実際にP30で撮られたものであれば称賛に値するのですが、GSMArenaの調査により、広告に使用された画像がネット上にすでにあがっていたことが明らかになりました。
火山が爆発している写真は、なんと2009年に撮られたものであることがわかり、実に10年前の写真が最新スマートフォンで撮影されたものとして謳われていることになります。
アヒルと子供が写っている写真も、写真家のジャック・オルソン氏の作品であることが判明しており、P30ではなく一眼レフで撮影された可能性が高いとされています。
Huaweiの広告写真の偽造は過去にも
Huaweiは2016年に45万円の一眼レフで撮った写真を4万円のスマホ「P9」で撮影したと偽っており、昨年のCMで使用された写真も最新スマートフォンではなく一眼レフで撮影されたことがわかっています。
今回のプロモ画像は、すでにネット上にアップロードされている写真であり、前回の一眼レフで撮影したオリジナルの写真を使用した件よりもいっそう状況は悪化していると言えるかもしれません。
Source:GSMArena, Huawei/Weibo
(lexi)