フランスでiPhoneを再生して適正価格で販売する「Remade」とは?
2月にスペイン・バルセロナで開催されたモバイル業界最大規模の見本市MWC 2019で、iPhoneの再生品を販売しているフランス企業「Remade」が注目を集めました。単にiPhoneを再生するだけでなく、ケースをオリジナルカラーで仕上げるなど、独自製品として打ち出すニュアンスもみられます。
販売価格はAppleよりも1万円ほど安い
「Remade」は、フランスでiPhoneの再生品を製造する企業で、iPhone5s、iPhone6、iPhone6s、iPhone7などの旧iPhoneモデルだけでなく、iPhone8やiPhone Xなどの比較的新しいモデルを自社で再生し販売しています。
Remadeの再生品にAppleの保証はついてきませんが、Remade独自の保証がセットになっています。販売価格はiPhone7の32GBモデルが450ユーロ(約56,200円)と、Apple公式Webサイトで販売されている再生品の530ユーロ(約66,200円)よりも約10,000円ほど安くなっています。
オリジナルカラーが大きな魅力の一つ
RemadeのiPhoneの再生品は、ケースがオリジナルカラーで仕上げられており、ブランドの付加価値となっています。
iPhone6の場合、オレンジ、ダークレッド、コバルトブルー、緑がかったブルー、スカイブルーが販売されています。
米国にも拡大予定か
Remadeは現在フランス国内でのみデバイスの販売を行っていますが、米国キャリアのVerizonとも交渉を進めているとされており、近い将来米国のストアでRemade製iPhoneが販売されることも十分に考えられます。
なお、Appleからは”今のところ”何も文句は言われていないとのことです。
Appleは将来的にリサイクルした自社製品からiPhoneを作ることも視野に入れているため、今後どのようにRemadeが進出していくことができるか気になるところです。
Source:Remade via Macworld
(lexi)