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2019年3月8日 16時53分

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新たに鉱物を採掘することなくiPhoneを作り続けるのは可能なのか?


 
Appleは2017年の環境責任に関する報告書で、今後リサイクルした製品から取り出した資源のみでApple製品を作り続けていくという大胆な計画を発表しましたが、理想の実現には様々なハードルがあると専門家たちは指摘しています。

リサイクル資源だけでiPhoneを作るのは可能か

Appleの2017年の環境責任に関する報告書で、環境、政策、社会イニシアティブ担当上級副社長のリサ・ジャクソン氏は以下のように述べています。
 

クレイジーに聞こえるかもしれないが、(100%リサイクル資源から製品を作ることに向けて)動き出している。我々はクローズト・ループ・サプライ・チェーン(CLSC:Closed-Loop Supply Chain)に移行していく。将来的には新しい製品を古くなったiPhoneなどのリサイクル資源だけで作ることができるようになるでしょう。

 
クローズド・ループというのは、Appleが古くなった自社製品の資源を回収し、それをもとに新しい製品を作ることを意味します。このアプローチは、リサイクル資源を市場に売ってしまうオープン・ループとは反対のものです。
 
Gizmodoが2017年にAppleが打ち出した環境政策の実現可能性を専門家たちの意見を交えながら検証しています。

アルミニウムのリサイクルは簡単

Appleは2018年の新型MacBook AirのRetinaディスプレイは100%リサイクルアルミニウムでできていると豪語していましたが、Apple製品の分解・修理で知られるiFixitの最高経営責任者(CEO)のカイル・ウィーンズ氏は、アルミニウムのリサイクルは最も簡単で、Appleにとって節約になるとの意見を述べています。
 

Appleは鋭いビジネス的選択を環境政策として打ち出している。…アルミニウムを回収する方法が最も経済的であるからそうしているだけだ。

レアアースのリサイクルは難しい

米ペンシルバニア大学の化学者エリック・スケルター氏によれば、今日レアアースでリサイクルされているのはわずか1%以下であり、リサイクルして利益が出るほどの量の電化製品を集めるのは難しいとのことです。個々のデバイスに含まれるレアアースは非常にわずかなものだからです。
 
また、レアアースを廃棄された製品から取り出すのをより経済的なものにするためには、化学が根本的にもっと発展する必要があるとスケルター氏は語っています。

リサイクルよりも環境にやさしいのは修理と再利用

Appleは、バッテリーの古くなったiPhoneの動作性能を密かに抑制していたとして2017年に大きな非難を浴びましたが、そのお詫びとして、昨年末までiPhone6以降のiPhoneバッテリーを割引料金で交換するプログラムを実施していました。
 
その結果、多くのユーザーが新機種を購入する代わりにバッテリーを交換してデバイスをより長く使用するというトレンドが生まれてしまいました。
 
リサイクルよりもより環境にやさしいのは修理と再利用であることには間違いありませんが、これをAppleが本当に望んでいることなのか、そして何よりも投資家たちの許しを得られるのかが問題だ、とGizmodoは結論づけています。
 
 
Source:Gizmode via 9to5Mac
Photo:Daniel Mullings/Pexels
(lexi)

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