USB4の仕様が発表。2021年までは製品化されない?
先日、USB規格の名称変更を発表したばかりのUSB-IF(USBインプリメンターズ・フォーラム)が、新しい「USB4」の仕様を発表しました。
この仕様について米メディア9to5Macは、Thunderbolt 3と非常に似通っていると指摘しています。
USB 4ではなくUSB4
USB規格について、「USB 3.2」の最大転送速度が一見しただけでは不明という、混乱を招く名称変更を発表したUSB-IFが、新しい規格「USB4」の仕様を発表しました。
これまではUSB 3.2のようにUSBとその後に続く数字との間にあったスペースが消滅していることについては、現時点では説明がありません。
USB4対応製品は2021年まで登場しない?
USB-IFによれば、USB4の主な特徴は以下の通りです。
- 既存のUSB Type-Cケーブルを使用した2レーン動作と40 Gbps認証ケーブルを使用した最大40 Gbps動作
- データおよびディスプレイの複数プロトコルにより、バス上の総利用可能帯域を効率的に共有
- USB 3.2、USB 2.0、Thunderbolt 3との後方互換性
現在50社以上がドラフト仕様の最終段階のレビューに参加しており、USB4仕様は2019年半ばごろに公表される見通しです。USB4仕様の公表と同時に、USB Type-C(USB-C)の更新仕様の発表も行われ、USB4のバスディスカバリー、コンフィギュレーション、性能の要件に対応するとのことです。
今回仕様が発表されたUSB4について米メディアThe Vergeは、最終的な仕様が公表されるのが2019年7月以降、そこから最初の対応製品が市場に出るまで18カ月はかかると予測し、USB4対応製品は2021年までは発売されないだろうと記しています。