新しい規格USB3.2、データ転送スピードは速いものの名前が混乱を招く可能性

    USB-C

    USB-C
     
    最大データ転送速度が20Gbpsに達する新規格USB3.2が今年中に使用されるようになるだろうとの見方が強まっています。新しいUSB3.2ではケーブルの長さを短くせずに、データ転送速度を向上させることができます。

    これまでのUSB規格より複雑な区分

    今までのUSB規格は以下のようにシンプルで分かりやすいものでした。

     

    • USB1.1  12Mbps
    • USB2.0  480Mbps
    • USB3.0  5Gbps

     

    USB-IF(USBインプリメンターズ・フォーラム)はUSBの促進を目的として創設された非営利団体ですが、このUSB-IFが定めるところによると、新しいUSB規格は以下のように区分されるようになるという事です。

     

    • USB3.1 Gen 1はUSB3.2 Gen 1へ名称変更
    • USB3.1 Gen 2はUSB3.2 Gen 2へ名称変更
    • 20Gbps対応のUSBはUSB 3.2 Gen 2×2へ名称変更

     

    USB-C

    USB-Cケーブルを購入する際は注意が必要

    以上のような新しい規格による区分だと、USB3.2のみの表示で詳細な情報がない場合、最大速度が5Gbpsなのか10Gbpsなのか、それとも20Gbpsなのかが判別できないことになります。

     

    新しい規格によりUSBのデータ転送速度は最大20Gbpsに達したものの、未だに最高速はAppleがIntelと共同開発したThunderboltの40Gbpsです。

     
     

    Source:9to5Mac
    Photo:Pixabay
    (David)

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