多数の健康管理アプリがSiriショートカットに対応
Appleは3月1日、Snoww、Qardio、Dexcomなど、多数のヘルス・フィットネス系アプリケーションがSiriショートカットに対応したと発表しました。
iOS12で利用可能になったSiriショートカット
SiriショートカットはiOS12で利用可能になった機能で、1回のタップあるいはSiriに一声かけるだけで、iPhone、iPad、Apple Watch、HomePod、AirPods、CarPlayを通じて、複数のアプリや機能をまとめて利用できるというものです。
Appleによればすでに同機能には数千本のアプリが対応していますが、今回健康管理やフィットネス関連のアプリがさらに追加され、健康維持に役立つアプリや機能がさらに簡単に使えるようになりました。
スポーツの結果確認、バイタルのチェックも簡単
たとえばSnowwアプリで「Hey Siri、スキーをしよう」といって滑り始め、滑り終えたらApple WatchでSiriを起動して「Hey Siri、この滑りはどうだった?」と尋ねれば、速度、標高の変化、距離などの情報を得ることができます。
またサードパーティーが販売している健康機器も、それぞれの専用アプリを通じてSiriショートカットに対応しています。QardioArm smart blood pressure monitorでは新たに、家族の血圧を遠隔で確認できるようになりました。たとえば、高齢の親の世話をしている人なら「Hey Siri、お母さんの血圧は?」のように尋ねれば、自分がどこにいてもiPhoneやApple Watch上で母親の血圧をすぐに確認できます。
Dexcom Continuous Glucose Monitoring Systemを利用すると、Siriに「今の血糖値を教えて」と尋ねるだけで、手際よく血糖レベルを把握·管理し、糖尿病の治療に役立てることが可能です。
健康習慣の確認・スケジュール管理も
Streaks、WaterMinder、Yazioといったアプリでは、Siriに話しかけて特定の活動を記録してもらうことで、自分の日々の習慣を把握し、それをどのくらい継続できているか確認できます。水分補給量、運動量、歯磨き、糖質やカフェインの摂取量、さらにはペットの犬の散歩など、ほとんどの活動がSiriに聞くだけで記録できます。
またSiriショートカットを活用したワークアウトのスケジュール管理も可能です。たとえばSiriに「フィットネスジムに行く」と伝えると起動するショートカットを作成し、ジムに着いたらNike Run Clubのようなアプリを使ってワークアウトを始め、ワークアウトのセットリストを次々にこなし、さらには運動を終えてジムを出るまでiOSデバイスの「おやすみモード」を有効にしておくなどの複数のタスクを、「フィットネスジムに行く」のひと言で実行できます。
Source:Apple
(lunatic)