中国でのiPhoneの値下げがついに功を奏した?iPhone売上は回復傾向に


 
iPhoneの売上が回復軌道に乗り始めており、中国での売上も上がっていると世界的な金融グループUBSのアナリスト、ティモシー・アクリ氏が述べています。

先週のアナリストの意見とは異なる

UBSのデータによれば、中国でのiPhoneの値下げが功を奏して、Appleは中国国内の在庫をさばき始めており、サプライチェーンの”トーン”(調子)が改善していることがわかっています。
 
今回の報道は、先週報じられた証券会社Rosenblatt Securitiesの分析と相反するものです。Rosenblatt Securitiesのアナリストは、中国でのiPhoneの値下げによる売上促進は短期的なものであり、効果は限定的であったと結論づけました。
 
先々週にUBSのアナリストも中国でのiPhone値下げ効果にネガティブな意見を述べていましたが、ついに売上回復の兆しが現れたのでしょうか。

6月四半期の予想出荷台数を上方修正

UBSは2019年第2四半期(4-6月)のiPhoneの予想出荷台数を3,250万台から3,450万台へと上方修正しています。
 
しかしながら、これは必ずしも2019年の成功を予期するものではなく、iPhone8 Plusやその他の旧モデルへの興味が高まることを反映させた数字のようです。
 
高額な新モデルよりも安価な旧モデルの売上が上がることを見込んで、UBSは2019年第1四半期(1-3月)の予想収益を575億ドル(約6兆3,705億円)から565億ドル(約6兆2,597億円)に引き下げています。
 
 
Source:Business Insider via 9to5Mac
(lexi)

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