AppleのARグラスで失くしたものを探したりできるようになる?
Appleが2017年に申請していた拡張現実(AR)の特許が付与されました。現実空間にある大小あらゆるものにアノテーション(注釈)をつけ、位置特定を行うことができます。
ARは現実空間の把握に役に立つ
現地時間の2月26日付けで米国特許商標局(USPTO)からAppleに付与された特許は、「Method for representing points of interest in a view of a real environment on a mobile device and mobile device therefor(モバイルデバイス上またはモバイルデバイスのために現実空間に地図上の特定の場所[POI: Points of interest]を表示するための方法)」と名付けられたものです。
地図上のナビゲーションに、ARで矢印を加える記事トップのGoogleマップのコンセプト画像などが参考になるかもしれません。現実空間上に直接グラフィックをかぶせるARは、ナビゲーションなどに役に立つとされています。
より小さなものにもアノテーションがつけられる
Appleの取得した特許の技術は、一般的なARのアノテーションと異なり、より近い環境、小さいものにも使用できるのが特徴です。例えば、自動車の車内や部屋の中などで失くしたものを探したりすることもできるようになるかもしれません。
「iPhoneを探す」機能を使用するときに、音の代わりにARのアノテーションで位置表示を行うことも可能になるでしょう。
ARグラスについても若干の記載あり
AppleのARの特許には、デバイスのカメラの代わりに「反透明のディスプレイ」を用いる手法も言及されています。特許に描かれているグラスは、2021年に発売が噂されているARグラスになるのでしょうか?
Source:AppleInsider
(lexi)