Appleのジェフ・ウィリアムズ氏「アナリストのiPhoneの原価計算は正しくない」


     
    Appleの最高執行責任者(COO)のジェフ・ウィリアムズ氏は、米イーロン大学で短いスピーチを行いましたが、その際にiPhoneの原価について質問されると、「アナリストの計算は間違っている」旨のコメントを述べたとされています。

    製品のコスト予想にいつも悩まされてきたウィリアムズ氏

    現地時間の2月22日にノースカロライナ州にあるイーロン大学で登壇したウィリアムズ氏は、Appleの過去20年にわたるすさまじい成長について語りました。Appleのブランド価値が急激に伸びているのがわかる「最も価値あるブランド」ランキングの推移を示した動画が話題にもなっています。
     
    スピーチの後に質疑応答が設けられましたが、学生の1人から今後iPhoneの販売価格が下げられる予定はあるかとの質問が飛び出しました。学生はそのときiPhoneの製造コストはおおよそ350ドル(約38,744円)であるとの報告を見たことにも触れました。
     
    「我々の製品のコストに関する推測には、最初からずっと悩まされてきた」とウィリアムズは述べました。「アナリストは我々のやっていることのコストや、どれくらいの思いを持って製品を作っているかを理解していない

    製品の製造にかかるのはパーツ代だけではない

    ウィリアムズ氏のスピーチの内容を取り上げたThe Times Newsは、Appleの製品開発プロセスに関しても触れています。
     
    例えばApple Watchの開発の際には、Appleは40人の看護師を集めて新しい生理学ラボを作り、運動によりどのようにカロリーが消費されるのか1万人の参加者と共に検証したとされています。
     
    ウィリアムズ氏はiPhoneの販売価格が上がっていることは認めつつも、「エリート志向の企業にはなりたくない」と述べ、万人のためのテック企業であり続けたいと主張しました。
     
     
    Source:AppleInsider
    (lexi)

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    この記事を書いた人

    ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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