Huawei、サプライヤーからAppleの技術を盗んでいた
Huaweiが、Appleを含むテクノロジー企業から、ありとあらゆる策を講じて技術を盗み出していると、The Informationが報じています。
Apple Watchの話に終始
同メディアによれば、たとえば昨年11月にはHuaweiの技術者が、Apple Watchの心拍センサー製造に関わっているサプライヤーの元を訪れました。技術者はサプライヤーに対し、「製造契約を結ぶための話し合いをしたい」と持ちかけ、4人の研究者を伴ってサプライヤーを再訪問したそうです。
しかし1時間半に及ぶ会議では契約のことは話題にも上らず、Apple Watchの話に終始したとサプライヤーは語っています。
CiscoやMotorolaの技術情報も盗んでいた
The Informationによると、Huaweiは同様の手口を用い、Cisco、Motorola、Akhan Semiconductorの情報も入手した模様です。
米司法省は1月末、Huaweiが世界各国の他企業から盗み出した情報の価値によって従業員に報奨を与えていたとして、情報窃盗や通信詐欺、司法妨害など10件の罪で同社および同社の米子会社を提訴しています。
Appleの元従業員にも接近
情報提供者によれば、Huaweiは2016年発売のMacBook Proに使われていた、ディスプレイをロジックボードにつなぐコネクターの設計を模倣し、2018年発売のMateBook Proに採用したとのことです。しかし製造委託の段階で、そのコネクターの設計がAppleの模倣だと気づいた複数のサプライヤーから製造を断られ、最終的に何とか1社と契約を取り付けたようだとThe Informationは伝えています。
同メディアによると、Huaweiがよく使うもうひとつの手口が、AppleやAppleサプライヤーの元従業員に近づくというものです。ある人物はAppleを退社した直後にHuaweiから採用のアプローチを受けたものの、面接でAppleの今後の計画と製品について繰り返し質問されたため、面接を途中で打ち切ったと語っています。
Source:The Information via AppleInsider
(lunatic)