スマホQR決済「Jコインペイ」、全国50以上の地銀が3月から導入へ

PayPay 公式イメージ コンビニ

PayPay 公式イメージ コンビニ
 
全国50以上の地方銀行が、スマートフォンによるQRコード決済サービスを3月25日から順次開始することが分かった、と共同通信などが報じています。

みずほFGの「Jコインペイ」を利用、訪日中国人取り込みも狙う

全国の地方銀行が導入するQRコード決済システムは、みずほフィナンシャルグループの「Jコインペイ」を利用します。
 
毎日新聞によると、中国のネット通販大手Alibabaの提供するQR決済「AliPay」と提携し、中国からの観光客などを取り込みつつ、決済情報を国外に流出させないため、Alibabaと決済情報は共有しない方針とのことです。

ゆうちょ銀行は5月に別サービスを開始

みずほフィナンシャルグループは2017年に、円と等価交換できる信頼性の高い仮想通貨として「Jコイン」の創設を表明しています。
 
当時、「Jコイン」創設に向けて、ゆうちょ銀行など約70行の地方銀行が参加する準備会合が開かれたと伝えられていました。
 
ゆうちょ銀行は先日、QRコード決済サービス「ゆうちょPay」を5月に開始すると発表しました。同サービスは、GMOペイメントゲートウェイの「銀行 Pay」と連携しています。「銀行 Pay」は、横浜銀行やりそな銀行なども利用しています。
 
ATMで現金を管理するコストが年間1兆円とも言われる金融業界で、キャッシュレスに向けた動きが加速しています。

乱立気味のQR決済サービス

画面に表示したバーコードで支払いを行うQRコード決済は、スマートフォンの性能に依存しないため機種が古くても利用できます。
 
店舗側には、決済端末の設備投資が抑えられるメリットもあります。
 
最近は、「〜Pay」と名のつくQR決済サービスが乱立状態となっていますが、MMD研究所の調査によると、利用率が高いのは「楽天ペイ」「PayPay」「LINE Pay」がトップ3で、利用する理由は「ポイントが貯まる」が高くなっています。
 
 
Source:共同通信, 毎日新聞, 日本経済新聞
Photo:PayPay
(hato)

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